家庭教師のトライと塾の違い

トライのように世間でも評判の家庭教師を選ぶか、手近な存在である塾を選ぶかは、受験を控えた子供とその親にとっては重要な問題です。どちらにも違った長所と短所がありますが、自分から勉強するのが嫌いな子供の場合は、塾よりも家庭教師の方が向いていると思います。

自分から勉強するのが好きな子供は、人が見ていなくても自主的に勉強するので、勉強に専念できる環境さえ与えてやれば、塾に通おうが家庭教師に教わろうが、最終的にはちゃんと結果を出します。

自分から勉強しない子供には家庭教師が合う?

問題なのは自分から勉強するのが嫌いな子供です。こういう子供は塾に通わせても結果が出ないケースが大半です。子供が一番気にするのは親の目なのですから、その親の目が行き届かない塾で学ばせようとしても、子供はサボってしまうのです。

ましてや塾は講師に対して子供の数がかなり多いので、子供がサボっていても講師は注意しない場合が多いです。よく学校などでも寝ている生徒を無視して授業を進める先生がいましたよね。あれと同じです。塾の講師はもともと全員が志望校に入れるなどとは思っていません。自主的に勉強する子供を伸ばすのは自分の役目だけれど、ちゃんと勉強ができる環境を与えても学ぼうとしない子供のことなど知ったことではない。その子が志望校に落ちたとしても、それは自業自得。これが塾講師の正直な感想だと思います。

一方、家庭教師は1対1なので、よほど強心臓の持ち主でもない限りはサボることができません。サボろうとしていたらすぐに家庭教師から突っ込みが入ります。もちろん、家庭教師をつけても勉強しない子供は勉強しませんが、それでも塾に通わせるよりはいい結果が出ることが多いです。

家庭教師と塾の違い

どちらかといえば塾は「もともとやる気がある子供を、さらに伸ばす」のに適した学習スタイルです。それに対して家庭教師は「もともとやる気がない子供のやる気を引き出し、勉強することの楽しさを教える」存在です。

また、家庭教師は1対1なので、自然と教える側も熱意を持つようになります。なにせ自分の教え子が落ちてしまったら、自分の名に傷がついてしまうわけですからね。必死になるのも当然です。

それに対して塾講師は、たくさんの子供を教えているので、全体の9割が合格すればいい、くらいの気持ちでやっているところが多いです。つまり、落ちこぼれの1割に当てはまる子供は塾では面倒見てもらえないのです。

もともとサボる傾向が強い子供は、塾に通わせても無駄に終わる可能性が高いです。そういうお子さんを持っている方には、多少の出費を覚悟してでも、家庭教師をつけることを強くお勧めします。


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