家庭教師のトライと学研との指導内容を比較する

「家庭教師のトライ」と同様に認知度の高い「学研の家庭教師」ですが、では両者の違いはどこにあるのでしょうか。
両者とも有名企業ということで、親御さんたちの信頼度は高いようです。
そのため、信頼度を基準に家庭教師会社を選ぶ場合、どこも同じだろうと考えて選ぶ方が多いようですが、実は中身や方針はかなり違うので注意が必要です。

まず、家庭教師会社を選ぶ際に一番重要と言われている「サポート体制」ですが、どちらも生徒と家庭教師の間に本部のスタッフがサポート役として介入します。
学研の場合は、主に家庭教師からのお子さんの授業態度や授業の進行状況をヒアリングした上で本部スタッフが指導を行い、それを親御さんにフィードバックするという体制を取っているようです。
また、毎月本部からの受験に関する内容などをまとめた雑誌が送られてくるとのことですので、最新の情報を知ることもできます。

トライの場合も同じく間に「教育プランナー」と呼ばれる本部スタッフがパイプ役として入りますが、学研と大きく違うところは、定期面談を設けているところや、プランナーによるカリキュラムの見直しが行われているところです。
学研でも希望があれば個別面談を行ってくれるようですが、事前予約が必要であったり、希望に添えない場合もあるとのこと。
しかしトライの場合、全生徒が年に数回必ず、親御さんと教育プランナーとの三者面談を受けるようになっています。
また、電話であれば随時相談に乗ってくれるとのことですので、家庭教師に対する不安や疑問が多い場合は、トライの方が安心感を得られるのかもしれません。

その他でトライと学研が違う点としては、力を入れている科目の違いがあります。
学研の場合は理解に時間のかかる算数・数学に力を入れているのに対し、トライでは読解力を高める国語に力を入れているようです。
両者ともに、お子さんの学力やペースに合わせたカリキュラムを重要視している点は同じでしょう。
しかしトライの場合は、全教科の基礎とも言える読解力が無ければ、算数も理科も解くことができないと考え、国語力を重要視しています。
その反対に、授業時間を復習・演習・解説といった様にしっかりと区切ってメリハリのある授業を行い、そのなかでも演習に時間のかかる算数に重点を置いているのが、学研なのです。

どちらが良いかはお子さん次第かもしれませんが、相対的な学力を伸ばしたいと考えているのであればトライを、数学が特に苦手だとお子さんが感じているのであれば、学研の方が良いのかもしれません。

ただ、家庭教師の質という点では、学研の方はばらつきがあるという口コミが見られます。
トライの場合は、採用基準に学歴や学力だけでなく、教え方が上手、コミュニケーション能力が高いといった部分も入れているため、講師の質にばらつきが少ないようです。
しかし学研の場合、学力に比重を置いた採用を行っているようなので、家庭教師本人の学力は高くとも、教える能力がいまいちなど、家庭教師レベルにばらつきがあるという声も聞こえてきます。

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